【新唐人日本2012年3月15日付ニュース】近日、建設中の中国湖北省の高速鉄道で、路盤の崩落が発生しました。一方、施工業者は、豪雨によるもので、試験走行の結果、5月には開通できると太鼓判を押しました。
9日午後、湖北省の武漢と宜昌を結ぶ高速鉄道の路盤が、300メートルにわたって崩落する事故が発生。作業員数百人が現場のレールや枕木を移動させ、大量の砕石で沈下した路盤を埋めていたそうです。あるネットユーザーも、“毎日バスで現場付近を通っているのでこの情報は間違いない”と証言。
鉄道工事に詳しい上海の李弁護士は、高速鉄道の軌道の沈下は手抜き工事が原因かもしれないと述べます。
上海の弁護士 李宏華さん
「一般的な水中作業は一度にセメントを流します。固い石等にぶつかった時に、下に基礎を作ります。一般的な地下基礎はセメントを流し込みます。鉄橋の橋脚のように一度に成型します。
中国にはもう絶望です。完成後1年でどれほど鉄橋が崩落したか?同じ現象です」
今年2月にも、武漢―宜昌間の高速鉄道工事で、3.3キロにわたって手抜き工事が告発されました。施工業者は砕石工事を安価な土盛りで手抜きし、その差額は250万元に上るそうです。しかし、中国鉄道省による鑑定は“合格”だったそうです。
北京交通大学運輸経済 李紅昌副所長
「これは規定に適合しません。安全を脅かします。本当の話なら許せません。
工事建設の要求に背いて、砕石に代わりに劣悪な材料を使用したなら、間違いなく手抜きです。違法行為です」
工事で砕石を使う場所に安価な土を使った場合、豪雨などで地盤が緩むと、高速走行中の列車に致命的な危害を与えるそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/03/14/a672461.html. (中国語)